大政奪還の意を申しに二条城に参上するが門前払いされた件。2019/01/05 新春ライドpart1 津〜京都 96.9km
2019年、新しい時代に向けて、考えたことを実行する年にしようと決意した。
何よりも行動力が求められる時代、思い立ったら即実行!!
そうだ 京都、行こう である。
とは言うものの、最初から京都まで行くつもりはなかった。今回の目的は、正月でなまった身体を正常に戻すためであった。新年早々、そこまで走れる自信もない。とりあえず、鈴鹿峠にリベンジできればと思い、チャリに飛び乗った。
午前10時、冬晴れの津を出発。
しかし、、
西に向かうこと約30分、ポツポツと雨が降り始める。山々は灰色の雲に覆われており、嫌な予感が頭をよぎる。
鈴鹿峠は三重県亀山市と滋賀県甲賀市にまたがる、標高357mの峠である。箱根と並んで、国道1号の難所として知られる。冬にはしばしば雪が積もるので、道端にスプリンクラーが完備されている。
「冬用装備は運転者の責任です」
「ノーマルタイヤでの雪道走行は法令違反です」
鈴鹿峠が近づくにつれ、このようなドライバーに注意を促す看板が増えていく。もちろん、僕のチャリは冬用タイヤでもないし、何か特別な装備を持っている訳でもない。自転車は軽車両に分類されるので、安易に冬道にチャレンジするのは道交法上、決して許される行為ではないだろう。
しばらく進んでいくと、チェーン装着場があった。
そんなもん、チャリには最初から装着されているから、この先も心配無用。
って、そっちではない(笑)
津から約20km、鈴鹿峠に到達する。幸いにも冷え込みはそれほど厳しくなく、頂上付近も雪ではなく雨だったので、路面凍結の心配はなかった。
しかし、想定外の雨だった。鈴鹿トンネルを抜けて滋賀県側に入ると、雨脚が強まってきた。
雨、、最大の問題は、チャリには泥除けがついていないことだ。後ろタイヤがウォシュレットのごとく水を蹴り上げてケツがびしょ濡れになる。
雪の方が後始末がラクだったかなぁ、、、
まあ、路面凍結で滑って転けるよりはマシか。
鈴鹿峠を越え、下り坂の勢いに乗ってそのまま、甲賀、湖南、栗東、草津あたりの滋賀県の平野部を、琵琶湖に向かって爆走する。気がついたら琵琶湖南端にさしかかり、琵琶湖唯一の流出河川・瀬田川を渡って大津に到達した。
あとは逢坂の関を超えたら京都だ。もうここまで来たら京都に行くしかない。
逢坂の関を超えて京都・山科へ。京都市初上陸!!
京都市中心部まであと少し。あと一山超えたら京都なのだが、次々にやって来る新幹線を眺めながらうっとり。
日没が迫る中、ラストスパートをかけて最後の山を駆け上がる。
そして、午後4時半すぎ、本日の目的地・二条城に到着。
しかし、、、
閉門時刻を過ぎたため、当然中に入ることは叶わず。本日の目的は儚く散った。
さあ、お家に帰ろう。
つづく