R_excel-kohei3029’s blog

自由に生きたい大学生

道塞がりとミスの連発 2019/01/05 京都〜津

無念の二条城…

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もう少し早く到着していたら入れたのに…

日没後のひんやりとした風が身に染みる。

 

まだ行程の半分だ。

証拠写真を残し、さっさと二条城を後にした。

 

京都の街並みをゆっくり走る。

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京都市中心部の商店街。正月明けの土曜日とあって多くの家族連れやカップルで賑わっていた。

 

慢性的な渋滞と路駐、タクシーの列に阻まれ、なかなか前に進まない。ストップ&ゴーを何十回も繰り返す。平均すれば歩いても変わらないほどの速度だった。自転車を押して歩道を歩こうかとも考えたが、歩道は歩道で人で埋めつくされていたのでそれは出来なかった。路肩から合流してくる車に細心の注意を払いながら、ゆっくりと車道を走った。

 

京都の街並みを走っているうちに、少し気がかりなことが起こった。ヘッドライトの充電が少なくなっていることを知らせるランプが点灯していたのだ。最初からナイトライドになることは想定していなかった。なんとか日没までに鈴鹿峠を超えられるだろうという甘い見積もりで来てしまった。このままだと、一番暗いモードにしても数時間持つかどうか、鈴鹿峠の暗闇の中を走るには心配になってきた。

 

次第に上空が真っ黒な雲に覆われて、冷たい風が吹き抜けた。ん?!上から何かが舞ってきた。白いほこりみたいな物体がゆらゆらと舞いながら肌に落ち、一瞬で水滴になった。みぞれだ。

 

しまった…。

 

全身から血が引くように力が抜けていった。この先の鈴鹿峠はどうなっているのだろうか。標高が高くふつうに雪の降る地域である。急な下り坂とカーブが連続し、ガードレールには多数の衝突痕もあった。大型トラックなどの交通量もそこそこ多い。ただでさえ危険な道だ。路面凍結とか起こっていたらもうお手上げだ。加えて、このライトはあとどれくらい持つかも分からない。雪の中、ライトなしで鈴鹿峠を走っていくとしたら、、、恐怖で想像もつかなかった。

 

これより先、自転車で帰るのは危険だ。

そう判断した。しかし、どうすれば良いのか。

 

すっかり暗くなった空をもう一度見上げた。瞬く間に顔にみぞれが落ち、刺すように冷たい風が全身の体温を奪っていた。京都の街並みがいつもより輝いて見えた。

 

絶望感に包まれながら、しばらくぼーっと走っていた。

 

とりあえず自分は津に帰らねばならない。電車はおそらく走っている。しかしお金は1000円ちょっとしかない。自転車はどうするのか?輪行袋は持っていないので、京都で乗り捨てるしかないか…。

 

近くの自転車置き場をGoogleマップで探した。しかしどこも有料で駅前は特に高額だった。

 

少しお腹がすいてきたので軽食をとろうとコンビニに寄ろうとした。しかし、店の前には駐輪禁止とでっかく書いてある。ちょこっと置くのもまずそうな雰囲気だったので、仕方なく別のコンビニを探す。しかしこれもまた駐輪できるスペースは全くなかった。京都の街中はコンビニやスーパーさえも駐輪場は整備されていないようだ…。

 

さすがにデパートなら駐輪場はあるだろうと思い、高島屋に向かった。案の定駐輪場はあったのだが、高島屋で買い物をしないと利用料を徴収する旨が書かれていた。早く自転車から降りたかった。駐輪場には警備員が常駐しており、自転車を預けると駐車券を渡された。

 

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美味しそうなパン屋さんで軽食をゲット。

こんな高級なパンを買うつもりはなかったのだけど…

 

高島屋をしばらく散策。

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今上天皇・皇后様の御成婚パレードで使われた馬車が展示してあった。馬車にしては大きく立派な造りだった。平成最後の正月を迎えられた両陛下、いつも国民に寄り添う姿が思い出された。

 

さて、高島屋を後に京都市役所に向かうことにした。京都市役所前の駐輪場にしばらく自転車を預け、自分は電車で帰ることにした。

 

初めての利用ということで住所や連絡先等を書かされた。料金は1日150円。地下に駐輪場があり係員が番号を入力すると自動的に地上まで引き上げられる。自転車の立体駐車場といった感じだろうか。自転車をここまで徹底して管理しているとは驚きだった。

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津への終電の時間が迫っていた。地下鉄京都市役所前から京都駅経由で行くことを考えていた。まあ3分あればホームまで辿り着けるだろうと安易に想像してた。しかし地下に降りるとびっくり、改札口まで意外と距離があった。急いで走り出すも、上下移動もあってホームに辿り着いたときには発車してしまった…。

 

詰んだ…。

と思ったが諦めるのはまだ早い気がしていた。Yahoo!乗り換え検索をもう一度かけてみる。すると、次の電車で山科まで行けばJR琵琶湖線新快速と接続できる経路があった。救われた。

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ここに来て気がかりなのはお金だった。地下鉄はSuicaで入場したのでいいが、JRの山科→津の区間を通しで買えるだけの現金はなかった。

問題はicカードがどこまで使えるのかということだった。JR東海紀勢本線は全線でic未対応で、西日本の範囲は以下の通り。草津線が拓殖までの全線でic対応(2018年夏〜)されていたので助かった。

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草津線の車掌さんに拓殖→津までお願いしますと頼んで車内で発券してもらった。車掌用の携帯端末の電源がOFFにされていたようで発券まで時間がかかった。それも当然である。icカードも自動改札機もある区間なのだから。

 

貴生川で大半の乗客が降りると車内はすっかり静かになる。貴生川は近江鉄道信楽高原鉄道が接続している。ひと昔前まではJRが信楽高原鉄道に乗り入れていた。

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柘植駅に到着するとすぐに隣のホームに亀山行きのワンマン列車が入線してきた。ダッシュ跨線橋を渡り、改札横にあるic読み取り機にタッチして精算を済ませ、またダッシュで渡って列車に乗り込んだ。もしそのままicカードが使えない駅で降りてしまったら全区間現金で精算しなければならない。icと紙の切符で分割購入しているのだから余計に高くつくし何一ついいことはなかった。

 

亀山駅紀勢本線に乗り換える。乗り換え時間が30分以上あるので外に出たいとも思うけれど、亀山はコンビニすらない閑散とした駅である。JR西日本JR東海の境界駅で、紀勢本線の始発駅でもある。JR東海側は名古屋〜亀山まで電化されているが、亀山以西と紀勢本線は非電化区間ディーゼル車が走っている。相互乗り入れもせず接続も全く考えられていないようである。

 

紀勢本線伊勢市行きの最終列車で20分、津に到着した。22:21着。津駅は県庁所在地で最も終電の早い駅だと言われている(JR線)。
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さあ、次は京都まで自転車を回収しに行かなければ。

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大政奪還の意を申しに二条城に参上するが門前払いされた件。2019/01/05 新春ライドpart1 津〜京都 96.9km

2019年、新しい時代に向けて、考えたことを実行する年にしようと決意した。

 

何よりも行動力が求められる時代、思い立ったら即実行!!

そうだ 京都、行こう である。

 

 

とは言うものの、最初から京都まで行くつもりはなかった。今回の目的は、正月でなまった身体を正常に戻すためであった。新年早々、そこまで走れる自信もない。とりあえず、鈴鹿峠にリベンジできればと思い、チャリに飛び乗った。

 

午前10時、冬晴れの津を出発。

 

しかし、、

西に向かうこと約30分、ポツポツと雨が降り始める。山々は灰色の雲に覆われており、嫌な予感が頭をよぎる。

 

鈴鹿峠三重県亀山市滋賀県甲賀市にまたがる、標高357mの峠である。箱根と並んで、国道1号の難所として知られる。冬にはしばしば雪が積もるので、道端にスプリンクラーが完備されている。

 

「冬用装備は運転者の責任です」

ノーマルタイヤでの雪道走行は法令違反です」

鈴鹿峠が近づくにつれ、このようなドライバーに注意を促す看板が増えていく。もちろん、僕のチャリは冬用タイヤでもないし、何か特別な装備を持っている訳でもない。自転車は軽車両に分類されるので、安易に冬道にチャレンジするのは道交法上、決して許される行為ではないだろう。

 

しばらく進んでいくと、チェーン装着場があった。

そんなもん、チャリには最初から装着されているから、この先も心配無用。

って、そっちではない(笑)

 

津から約20km、鈴鹿峠に到達する。幸いにも冷え込みはそれほど厳しくなく、頂上付近も雪ではなく雨だったので、路面凍結の心配はなかった。f:id:R_excel-kohei3029:20190118054638j:image

 

しかし、想定外の雨だった。鈴鹿トンネルを抜けて滋賀県側に入ると、雨脚が強まってきた。

雨、、最大の問題は、チャリには泥除けがついていないことだ。後ろタイヤがウォシュレットのごとく水を蹴り上げてケツがびしょ濡れになる。f:id:R_excel-kohei3029:20190118060141j:image

 

雪の方が後始末がラクだったかなぁ、、、

まあ、路面凍結で滑って転けるよりはマシか。

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鈴鹿峠を越え、下り坂の勢いに乗ってそのまま、甲賀、湖南、栗東草津あたりの滋賀県の平野部を、琵琶湖に向かって爆走する。気がついたら琵琶湖南端にさしかかり、琵琶湖唯一の流出河川・瀬田川を渡って大津に到達した。

 

あとは逢坂の関を超えたら京都だ。もうここまで来たら京都に行くしかない。

 

逢坂の関を超えて京都・山科へ。京都市初上陸!!

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京都市中心部まであと少し。あと一山超えたら京都なのだが、次々にやって来る新幹線を眺めながらうっとり。

 

日没が迫る中、ラストスパートをかけて最後の山を駆け上がる。

 

そして、午後4時半すぎ、本日の目的地・二条城に到着。

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しかし、、、

閉門時刻を過ぎたため、当然中に入ることは叶わず。本日の目的は儚く散った。

 

さあ、お家に帰ろう。

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

2019年決意表明 ~「本当の自由」とは?~ 

はじめまして。初投稿であります。

2019年、明けましておめでとうございます。

 

冒頭、つまらない自己紹介をさらっとさせてください…

ロードバイク×鉄道×地域めぐり をコンセプトにして、日々新しい発見を得ることを目標にして生きている(自称)理系大学生です。

 

※このブログは太字になっている部分がトピックであり、標準の文字はその補足説明という形式になっています。さらっと読みたい方は、細字の部分をすっ飛ばして太字の部分のみご覧ください。太字の部分をお読みいただければ概要を把握できるようにしています(努力します)。

 

 

私の名前はこーへい、あだ名はこーちゃん。

 

これは幼稚園の時に呼ばれてたあだ名だが、それ以降、誰一人としてそう呼んでくれた人はいない。しかし、つい最近しかも大学生になってから、私の数少ない友人の数人からそう呼ばれるようになった。幼稚園の先生に甘えるような感覚だ。

 

 

はじめに断っておくと、私は(誰もが思う)ボッチ系大学生だ。

 

基本的にひとりで行動する。ロードバイクで走るとき、電車に乗るとき、ホテルに泊まるとき、食事をするとき、さらには大学で授業を受けるときも、よほどのことがない限り、いつもひとりだ。これがたまらないほど楽しい。

 

このブログのタイトルは「自由に生きたい大学生」とした。

 

そう、私たちはどこか心の底では自由になりたいという願望を持っているのではないか

 

しかし、多くの人たちは本当の自由を手に入れることができていない。

もちろん、僕もだ。

 

では、私たちの自由を奪っているものは何か?

 

僕が今まで20年生きてきた中で、自由を奪ってきたものは次の通り、大きく3つだと考えている。

 

1.周囲の人間関係

2.義務教育をはじめとした斉一的な教育システム

3.親の存在

 

誤解を恐れずに言えば、1に関しては自ら進んで「ボッチになる」ことが最も手っ取り早い解決方法である。ボッチになって初めて、自分がいかに周りの人間関係に邪魔されていたかがわかるものだ。

 

これらの詳細は、話すと相当長くなるので、また機会があればお話ししたいと思います。

 

本当の自由とは、もしかしたらまだ誰も知らない、実際に手に入れることができていない、神聖な領域なのかもしれない。ちょうど、個々の形質(生まれ持った個人の特徴・個性)を決定する根源・遺伝子のように。

 

本当の自由とは何か?どうしたら手に入れることができるのか?

 

大学生である若輩者の僕が、この命題に果敢に挑み、ひとつの答えなるものを提示すべく、ブログを通じて発信していこうと決意しました。

 

皆様の心にひとつでも、何らかの形で響くものがあればいいなと思っています。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!!

 

ー編集後記ー

 初回から、とても堅苦しい話になってしまい、申し訳ありませんでした。